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いくつか種類があるのですがMK2-Tになって12AX7 LPSという真空管を搭載した1Uラックタイプの物をよく見かけます。
使い方としてはどちらかというと、SSL Bus CompressorやNEVEなどのVCA、FETコンプレッサー・リミッターが流行っていたころに真空管サウンドをほんのり付与するために使われていましたが、最近では真空管コンプ・リミッターが人気ですのでそれほど需要があるアウトボードではありません。
で、我が家のシステムではメインとするコンプレッサーがFocusrite RED 3(VCAコンプ・リミッター)ですので、先代の歴史に習い今頃、今更、しかも本家SPLからVSTプラグインが出ているのにハードウェアを新品購入です。
ラックを通した音はパソコンに取り込んだ後はフォーマット合わせのリミッターのみで、そこにVSTプラグインのVitalizerにするか迷いましたが、ウチには本物の真空管はTL Audio ebony A2だけで、しかもこれは“録り専”なのでプリマスタリングの工程には入れたくないということで“RED 3の味が物足りないとき用”で導入したわけですが、使い始めると挿しっぱなしです(笑)
ソフトだと2万円以内、ハードだと新品で13万円ちょい。
UAD-2が買えるんですよね。ここでまた迷いましたが、もうリミッターの前はハードを通した音以外使わないと自己催眠をかけることにしました。
操作は本当に独特で、右に回したら~左に回したらというような使い方ではなく、複数のノブの組み合わせによって強調される音域やQ幅などが不可思議な感覚ですが、搭載されているフィルターとフィードバック回路で音楽的に変化していきます。
一応、左側の“真空管ゲイン”と“低域のブーストのさせ方”だけはノブに素直ですが他はいくつかの周りのノブの位置によって互いに影響していきます。
さてスタジオのラージでは「これは絶対、実機(ハード)がいいや」と思って買ったSPL Stereo Vitalizer MK2-Tですが、自宅でこのブログ記事用にSPLサイトよりDEMO版をダウンロードしてみて使ってみると、
「やべぇ・・・ウチのシステムの解像度では違いが本当に微妙だ。」
と素直に思っています(笑)
そのくらいソフトウェアプラグインのVitalizerは良くできています。
ハード基準でノブの位置をソフトに反映させると微妙なのでソフトでカッチリな位置にノブを設定してそれをハードでも同じ位置にして録音してみました。
変化するゲインに対しての高域の丸め方はやっぱりハードが好きなのですが、もう、ホント、どちらが良いかは、ウチでは意味不明な理由でハードにしましたが、ここまでソフトが良く出来ていると残るは気持ちの問題です。
サンプルは16bit/44.1KHz/WAVです。これからは5~6MB程度で済むのならなるだけSoundCloudを利用しようと思っています。
■ サンプル2ミックス(音圧上げのコンプ掛けはやっていません)
Sample Song 2mix by Digital Monotone
■ ハードウェアSPL Stereo Vitalizer MK2-T model 9739(24bit/44.1KHz→D/A→直Vitalizer直→アナログINPUTから録音)
Vitalizer MK2-T Hardware by Digital Monotone
■ VSTプラグイン・ソフトウェアSPL Vitalizer
Vitalizer MK2-T VST Software(Plugin) by Digital Monotone
改めて聴いても“気持ち的にお好きな方で”です。
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