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オリジナルのアナログ機器の最低限必要なスイッチ類のメンテにしても煩わしく思い、結果的にオリジナルのRoland TR-909を買わずじまいできましたがオリジナルTR-909にいつまでも執着する要因としてあの独特のジャストではないグルーブとそのうねりの中での音質の変化にあると思っています。
あぁ、欲しいなぁ。
と思いながらという話が前提ですが、かれこれ3年ほど私の“TR-909欲しい病”を癒してくれているのが、D16 Group Drumazon(メーカーサイト製品ページ:http://www.d16.pl/drumazon)です。
このD16 Groupは他にもTB-303やTR-808にはじまり旧世代のアナログシンセやエフェクターの名機たちを「完全なまでの再現性(意訳)」を謳い文句にソフトウェアで回路を再現しリリースしています。
この旧世代のアナログ機器のシミュレートでは、どんなメーカーでも今や再現性の高さは似たレベルでどれも優秀な再現ソフトとなっているのですが、D16 Groupはいつも+αでコンセプトデザインやサイトの見せ方が上手いです(笑)
最初に以前の赤主体の旧バージョンのときからのデモ曲を配置しておきます。
私はこれを聴いてガツンっとやられ、即購入してしまいました。
http://www.d16.pl/index.php?menu=161
そんなわけで音もすっかり気に入ってしまい使い続けています。
もちろんリズムマシン(シーケンサー機能)も実機と同じ感覚+MIDIホストのテンポ同期ができますのでそれも期待できますが、さすがにそこはDAWホストで組んでしまうので未だに使ったことはありません。
もうほんと、このD16にはこのままのデザインの専用MIDIコントローラーを出して欲しいくらいです。
私はTR-909はキック、スネアのみが重要ですのでその他の音はあまり気にしたことがありませんが、気にしなければそれはそれで十分にして使える音と思っています。
ちなみにVer1.0xからDrumazonを使っている人が最新の1.4xにアップデートするときには注意が必要です。旧バージョンでは作ったパッチはXML形式で保存されていましたが、1.4xシリーズより保存形式が変わって旧形式のデーターが読めなくなっています。そのうちコンバーターが出るとは思うのですが、私はこれのおかげでしばらくアップデートできずに旧パッチをテキストエディターで開き、その数値をひとつずつコピペして新バージョンで使えるようにしました。
新バージョンはパッチ保存形式の変更と更なる高いオリジナルの再現となっていて、以前の赤を基調としたデザインから落ち着いた感じのカラーに変わっています。
個人的には旧の色合いも好きなので、そのうち、このカラーくらいはユーザー側で選べるようにしてくれたらなぁと思っています。
最近では、もうほとんどの名機と呼ばれるシンセ・リズムマシンが各社からリリースされ、残っているものは少ない状況の中で“よりリアルに!”をテーマに新たに新しいシミュレーションソフトをリリースしつづけるD16 Groupの新製品が楽しみとなっています。
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