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2012年12月3日月曜日

AKG Q701

関連リンク
メーカー :
 AKG
製品ページ(英語) :
 Q 701
メーカー(日本語) :
 AKG - ハーマンインターナショナル
数年愛用していたSONY MDR-CD3000とMDR-CD900STですが、MDR-CD3000のイヤーパッドを覆っている合皮?がボロボロになったことと、リスニング用として重低音が盛り々々で良いヘッドフォンですが音質や音域の確認には少し定位が膨らみ気味で、ミックス用途には向かないかなぁと思い、今回はAKG Q701というオープンエアータイプのヘッドフォンを購入してみました。

CD900STの方はスタジオ用途ということもあり、交換部品なども手軽に買いやすかったり造りが丈夫ということに合わせて、やはり録音モニター用として“どんな音が録音できたのか?”を確認しやすいので愛用しています。

AKG Q701

AKG K701 AKG Q701にした理由は、同社のK240MK2でいいかな?と思っていたところにたまたま試聴できる機会があり、K240MK2とK701を聞き比べたら、“より定位がしっかりしていて、より音域の解像度が高かった”と感じたのでK701を注文しようと思ったのです。

そうしてメーカーサイトの方を確認のために覗いてみると・・・、Quincy Jonesシグネイチャーモデルという日本人が大好きな“よく分からないが限定モデル”としてリリースされているのを発見し、メーカーの思惑どおりに限定品買いをしたわけです。

AKG Q701 border= ちなみにQ701はK701というよりは、ケーブル着脱機構付のK702のカラーバリエーションモデルです。

本体カラーはブラック・ホワイト・グリーンと3色ありますが、その着脱式のケーブルはどれも鮮やかなライムグリーンでしかも2本同梱されています。

AKG K702 カタログスペックはK701-K702-Q701どれも変わらないのでケーブル着脱式か、それ+Quincy Jonesモデルという銘があるかという違いのようです。
ちなみにAKGサイトではK702をプロフェッショナル・スタジオ用途ラインに、K701とQ701をハイエンドヘッドフォンラインに位置づけているためにホームページでのコンテンツポジションが異なります。

装着感はイヤーパッドはやや硬めですがこれはそのうち耳の形に馴染みそうです。ちなみに“よい福耳ですね”と言われる耳たぶ持ちですが、耳全体をすっぽりと覆って隙間が出来ることは無いくらいの大きさです。

ヘッドバンドの締め付けは、本体の大きさと重量からキツメかな?と思っていたら、サイドバンドの長さ自動調節機構もあり、頭はそう大きな方でも無いのですがすごく楽です。女性だとさすがにちょっと重さがイヤーパッド側にきて疲れやすいかもしれません。

AKG K701(英語)
http://eu.akg.com/akg-product-detail-eu/k-701.html
AKG K702(英語):
http://www.akg.com/site/products/powerslave,id,1082,pid,1082,nodeid,2,_language,EN.html

音質はオープンタイプヘッドフォンということもありスピーカーに近い感覚です。音漏れは、密閉型やセミオープンに比べれば外側で出ている音量は高いのですが、深夜にQ701で作業しても苦情が出ないレベルです。

inner|fidelity border= inner|fidelity(英語: http://www.innerfidelity.com/ )さんという海外のハイエンドオーディオ機器全般のレビューや解析をしているサイト様のQ701のスペクトラム解析は以下の感じです。
その他にも歪み測定などのグラフも多数用意されています。
http://www.innerfidelity.com/content/akg-quincy-jones-q701-sound-and-measurements
inner|fidelity AKG Q701 Spectrum
1ヶ月ほど使ってみて気に入っている点は良質な5~8インチクラスのモニタースピーカーのような定位感があることです。
もちろん、定位はスピーカーで確認するのが一番ですが、ヘッドフォンならではの音質の高解像度に合わせこの音像の定位感の良さはモニタースピーカーとヘッドフォンでのサウンドチェックの差異が小さくなり作業が楽になります。
音質はAKGのスタジオ用途ヘッドフォンらしくリスニングのような誇張した音域は無く、嫌な音の確認がしやすく解像度もかなり高く感じます。

AKG Q701

後は作曲の神様が途中下車で立ち寄ってくれることを祈るばかりです。

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