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そんなわけでウチでも定番的ですが3~4種類のリバーブを使用しています。
前記事に書いたとおり最近ではIR(インパルス・レスポンス)系リバーブを使用することは滅多になく、中で小難しい演算処理をしているらしい(?)アルゴリズム系リバーブをよく使います。
Overloud BREVERBはそれで素晴らしいリバーブプラグインなのですが、やはりLexicon 480L系の音であることは否めなく、それを外側に使えば内側は違うものを(逆もまたしかり)使用したくなります。
そこで今までは長いこと使用していたTC Electronic PowerCoreの追加プラグインであるVSS3 Stereo Source Reverbですが、最近のTC ElectronicはPowerCoreをディスコンしたり、最後にリリースすると告知した“安定した”ドライバーであるV4.3バージョンのWindows版は1年以上も何も進展無しだったりと、もはや夜間の足元照明以外の価値観を見出せなくなってきたので、VSS3に変わるリバーブプラグインは無いものか?と色々と試していました。
もちろん、ハードウェアなりソフトウェアなりですからいずれはディスコンや新機種への切り替えなどがある事は理解できますので仕方無しですね。
そのVSS3は最新のSystem 6000システム(DSPハードウェア)で動くリバーブのPowerCore版なのですが、悔しいけれどコレに変わるリバーブはずっと見出せずにいました。
が、
先日発表されたSolid State Logic社(以下略:SSL社:http://www.solidstatelogic.com/)Duende Nativeプラグインに追加されたSSL class studio reverb X-VerbをDuende PCIe(ハードウェアDSP)ユーザーでもあるしデモ版もそのユーザー登録のまま使用できるので早速申請して使用してみました。
そんなSSL社がリリースしたX-Verbは後発の最近のプラグインらしく、リバーブとして考えられる調整できる部分は全て調整でき、通常表示ではポイントを絞った上部の10個のノブでサクっといじれます。
早速、ウチのサイトらしく「とりあえず音を聴いてみよう」ということで用意しました。 素材は前回と同じサンプリング素材CDから適当にミックスした短いフレーズで、16bit/44.1KHz/WAVファイルを試聴できます。
●ヴォーカルトラックにEQ、コンプ、16分ショートディレイだけ薄くかけたリバーブ無しミックス
●TC Electronic PowerCore VSS3のプリセットより、Ballad Vocal Hall
●Solid State Logic X-Verbのプリセットより、04 Instrumental > Vocal Hall 2.xverb
今まではハードウェアアウトボードかDSPボードでしかこういう広がりと密度を持ったリバーブは無かったのに、ソフトウェアでここまでできるとは! そんなわけで今年前半はOverloud BREVERBに続きSolid State Logic X-Verbと二つのリバーブを購入です。
リバーブが判りやすいようにボーカルトラック+リバーブのみも用意しました。
●ヴォーカルトラックのみ(EQ、コンプ、16分ショートディレイ)リバーブ無し
●ヴォーカルトラック+TC Electronic PowerCore VSS3のプリセットより、Ballad Vocal Hall
●ヴォーカルトラック+Solid State Logic X-Verbのプリセットより、04 Instrumental > Vocal Hall 2.xverb
あともう1つ2つ定番的にずっと使っているリバーブプラグインがあるのですがそれらはメインとなるトラックではなく隠し味的な裏方で案外DTM / DAWホストソフトウェアにバンドルされているモノも最新版はすごく良くなってるしそういうのでも良いかな?とか思っています。
メインとなるリバーブ探しも長々と数年かけてやっていましたがとりあえず、Solid State Logic X-VerbとOverloud BREVERBでしばらくは落ち着けそうです。OSはすでにですがプラグインエフェクターソフトなどもネイティブコードで64ビット化しだしていますし、そうなるととんでもなく凄い演算をして本当に“ハードより凄い!”リバーブなんかが出てくるかもしれません。それまでは当面現在のセットアップでいけそうです。
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