
「お手を触れないでください。試奏される方はスタッフまで」
とメモが張られたイミュレーターⅡというサンプラーです。そのストリングスを聴いたときは脳みそしびれまくりました。
それらE-MUの素敵なライブラリを厳選してROM化し、プレイバック音源モジュールとしてE-MU Proteusシリーズはリリースされました。
| |
| |
|
当時、Roland U-220 というROMカードにサンプリングデーターを入れたヤツを複数枚同時に挿せるプレイバック PCM モジュールが出たときは私がいたスタジオでも(当時のサンプリング技術で)「もうサンプラーは要らないね」とか言ってました。
その U-220 に刺激を受けたのか今までのサンプリング(ノウハウ)資産を生かしたプレイバック PCM 音源が続々と E-MU から発売開始されました。

当然、昨今の膨大なメモリーと情報表示能力が高いパソコンにサンプリングキーボードなんてのが歯向かえるはずは無く、最近の E-MU は私のような一部の人間が喜ぶ PCM モジュールばかり発表していたのです。
それでも後期に発売された E-MU 1820M はサンプリング機能に PROTEUS の最終版である PROTEUS 2000 の音も全部入ってるは豪華絢爛です。
最近の流れで PCM 系はパソコンに移行しつつあるなか、私は鍵盤でポロンポロンやりながらツマミをグリグリの操作性がどうしても楽というか直感的なハードを選んでますが、コンプ通してイコライザー補正してしまえば出音は変わらない気がします。
話がソれました。本題は短いのです。

「おぉ、アルぺジェーターが付いてる!」と思っていたら、PROTEUS 2000 に X-LEAD 32MB Sound ROM を追加すればその辺の機能も付いてきます。
筐体の仕様による発音数の違いなど、厳密には違うのかもしれませんが、Xtreme Lead-1 + PROTEUS Pop Collection と PROTEUS 2000 + X-LEAD 32MB Sound ROM は一緒ということです。
出音の方ですが、最新のMOTIF-RACkなどの方が S/N 良いです。
メモリー追加で確かにコッチも 64MB の PCM 積んでますが、なんかこう透明感が引き立つのは MOTIF でしょう。
じゃあ、なぜ E-MU ? 感覚的なハナシですがオケに入れたときにまとまり易いのが最新の音源なら、E-MUの音はオケの中に入れても存在感が出しまくりという癖の強さに病みつきになるのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿