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その原因は、ハードならではの音を決めるまでの操作や実際の出音が、ソフトシンセとハードウェアでは“違うモノ”として捉えなければならないことでした。
そんなわけで、以前みたいにシンセタワーに囲まれる気は毛頭ありませんが、Access Virus TI Polarを中心として、右手で届く範囲まではハードを配置しつつ、ハードだけでは足りない発音数や独自のサウンド(ウチならPCM系サウンド)をそれぞれのソフトに分担することに決定。
すでに数曲をAnalog Fourを使いつつ作っていますが、内蔵シーケンサーに有名なパラメーターロックや純アナログ機らしい外部CV機器の制御等々のフューチャーされている機能は全く理解していません。
個人的には純然たる2VCO+サブオシレーター-2VCF-VCA+今どきのデジタルエフェクターというシンセサイザーとして使っています。
すると、結構、音がイイ。のです。
昔のアナログシンセでは難しかった各種エフェクターの搭載という恩恵もありますが、素のシンセサイザーとしての音はアナログらしいふくよかなSAW~パルスサウンドです。
海外の有名なmoogやProphet系の音ではなく、どちらかというと日本の昔のYAMAHAやRolandのアナログシンセの音です。
このモノシンセを4台という構成がAnalog Fourで、将来、アップデートで機能追加されるかもしれませんが、同社MonoMachineのように4音ポリモードが無いのが音源として使う場合は残念な点です。
それでもMIDIチャンネルなどの設定は柔軟ですので、1-2-3-4というMIDIチャンネルの割り振りを1-1-1-1みたいにすればモノラル8VCOサウンドも可能で、自分は1-1-3-4にして2つの音をレイヤーして1つのベースサウンドを作り、その他2つのパーカッションやリズムサウンドを割り振るというやり方で使用しています。
TI2 Polarはノブの数の割には階層が深く、どちらかというと膨大過ぎるプリセットを変更して自分好みの音を追加していくのですが、Analog Fourは0からの音作りが楽しい。そんな感じです。
Elektronの人気は高いので、そのうち、iPadやプラグインで音作りだけでもできるソフトウェアが社外でもいいのでリリースされればいいなぁと思います。
Elektronの18分もあるプレゼンムービー。多彩な音を聞かせてくれます。